卒業生の皆さんありがとう

 早いもので定年退職してから半年が過ぎました。定年はありがたいもので、次々に起こる事態に対処しなければいけない現役時代の日常に、すっきりと区切りをつけてもらえました。現役時代17年間の教育活動が十分であったかとの疑問と反省もあります。獣医学会学術集会への出席でばん止むを得ず1日 だけ休講しましたが、健康にも恵まれ講義・実習を休講・中断すること無しで済ますことができました。エストロゲンの作用にスタートした研究生活、抗炎症薬 のスクリーニング、中枢作用薬の薬理毒性作用、そして循環器作用薬の細胞電気薬理作用等を含め、退職の日までにちょうど100編の学術論文を公表することができました。これらは全て故近藤名誉教授、天間名誉教授、中郡講師、木崎先生、そして現在の山脇准教授、岡田講師の強力なサポートと、専攻生として参加してくれた大勢の卒業生のおかげであると衷心から感謝しています。

七月には三沢で、九月には東京で、退職記念のパーティーを開催して頂きました。沢山の卒業生の皆さんそして現役学生諸君が集まってくださり、本当に感激しております。十和田に赴任した17年前の当時の学生さんも、最近卒業した方も話の中で、忘れていた多くの懐かしい場面を思い出させてくれました。また、それぞれの職場などでの活躍の様子を聞いて、妙に安心しました。

私は4月 から埼玉の実家で、家族とのアダプテーションを図っています。アカデミアからはかけ離れた暮らしですが、今まで読めなかった本を開き、語学の基礎勉強、晴 れれば庭の草取り等、晴耕雨読を心がけています。毎日が日曜日なので、皆さんからのお誘いや手紙・メール等を楽しみにしています。

卒業生の皆さん、長い間お付き合いありがとうございました。今後一層のご活躍を祈念しています。

埼玉、蓮田

原 幸男