13.血液凝固に関する実習

(実習書67−69ページ)

1)本実習のキモ
 血液成分を段階的に抽出して、血液凝固のメカニズムについて実習します。面倒ですが、 血液凝固カスケードを覚えてくださいということです。国試でも頻出です。特に覚えてほしい ポイントは以下のとおりです。

 ・血小板がどこで関連しているのか
 ・クエン酸Na、ヘパリンなどの抗凝固因子の標的はどこか


2)参考図書
新生理学第4版(文光堂):302-306ページ(図11-32オススメ)
医科生理学展望第20版(丸善):564-570ページ
生理学テキスト第4版(文光堂):239-247ページ


3)本実習のコツ

・抽出した凝固因子の凝固物は透明です。

 この実習では血液の凝固の過程を、1)血液全成分 2)血球を除いたもの 3)抽出した凝固因子  で観察していきます。1)では血球を含んだ凝固が起きるので赤い凝固物が、2)ではアルブミンを 含んだ凝固塊ができて褐色の凝固物が確認できます。これらの凝固物は大きな塊となるので、液体部分が ほとんど残らないほどのゲル状になります。しかし、3)ではフィブリンのみの純粋な凝固物が形成され るので、透明な液体の中に透明の凝固物が沈んでいるという確認しにくい状態になります。 沈殿が生じるまでの時間を正確に計測する必要があるので、ガラス管を大きく横に向けたり、 振って確認するなどして、注意深く観察してください。


4)よくやる失敗
・抽出した凝固因子がちっとも凝固しません
 トロンビンの抽出に失敗しているか、凝固を見逃している可能性がありますが、 後者の場合が多いです。(くわしくは上記参照)。


5)よくある質問
とくになし?



6)妄想のヒント
・どうしてこんな幾重にもわたる凝固カスケードが存在するんでしょうか。