エクセルを用いたデータ解析とグラフ作成

(実習書該当ページなし)

 実験で得られた結果は適切な解析やグラフ作成を行い、わかりやすくまとめる必要がある。 情報技術の革新が進んだ今の世の中、この作業はパソコンを用いると大変簡便に行なうことができる。 しかし、2年次の学生諸君は、パソコンに多少触れたことはあっても、 エクセルソフトを使って解析・グラフ作成したことのない人が多い。 そこで本項では、Windows XPのエクセルを用いた初歩的な結果解析法を紹介する。

 大学構内におけるパソコンの利用は、コンピュータ実習室で可能である(1号館2階、平日8-19時)。 ログインにはアカウントが必要なので、学生課にお問い合わせいただきたい。 なお、情報処理室で印刷を行なう場合、紙は各自で用意することになっている。



   -目次-

1)データ解析:
 1)平均値と標準誤差の算出
 2)スチューデントのT検定

2)グラフ作成:
 1)横軸は文字、縦軸は数値のグラフ(棒グラフ)
 2)横軸、縦軸ともに数値のグラフ(散布図グラフ)

3)その他
 グラフの修正



1)データ解析:

 1−1)平均値と標準誤差の算出

図1

データを入力する
図2

空欄のセルを選んで、半角で
=average(
と入力する
図3

左クリックを押したまま、平均したい値の入ったセルを選択する
図4

』を入力しEnterキーを押す
図5

このように平均値が算出され表示される
図6

標準誤差も同様に、半角で
=stdev(範囲)/sqrt(count(範囲))
と入力する
図7

Enterキーを押すと算出され表示される
 同様の方法で関数を入力することにより、様々な計算をすることができる。



 1−2)スチューデントのT検定

図1

独立した等分散の2標本で、どちらも正規分布をとると仮定しうる場合、下記の要領でスチューデントのT検定による有意差検定をおこなうことができる。

まず図の要領でデータを入力する。
図2

空欄のセルを選んで、半角で
=ttest(
と入力する
図3

左クリックを押したまま、T検定したい値の1群目が入ったセルを選択する
図4

半角で 『 , (コンマ) 』を入力する(すると太文字で表示された部分が配列1から配列2に変わる)
図5

左クリックを押したまま、T検定したい値の2群目が入ったセルを選択する
図6

半角で『 , 2 , 2 ) 』と入力する
図7

Enterキーを押すと危険値(P value)が算出され表示される。この値が0.05より小さい場合、「配列1と配列2は5%の有意水準(95%の信頼度)で差がある」と述べることができる。



2)グラフ作成:

 1)横軸は文字、縦軸は数値のグラフ(棒グラフ)

図1

図の要領でデータを入力する。
図2

メニューバーの「挿入」をクリックし、「グラフ」を選んでクリックする
図3

ダイアログボックスの「次へ」をクリック
図4

同ダイアログボックス内の「系列」タブをクリック
図5

同ダイアログボックス内の「追加」ボタンをクリック
図6

図の矢印の部位をクリックするとワークシートから範囲を選択する表示になる
図7

左クリックを押したまま動かし、グラフにしたい数値の入ったセルを選択してEnterキーを押す
図8

またダイアログボックスが表示されるので、図の矢印の部位をクリック
図9

図7と同様に、今度は横軸に表記すべき項目ラベルの範囲を選択し、Enterキーを押す。
図10

ダイアログボックスの「次へ」をクリック
図11

縦軸と横軸に表記したい適切な文字を入力して、「次へ」をクリック
図12

そのまま「完了」をクリックすると、ワークシート上に出来上がったグラフが表示される。
図13

次に、標準誤差を付加する。グラフ上のカラムをクリック
図14

現れたダイアログボックス内の「Y誤差範囲」タブをクリック
図15

図7と同様に、標準誤差の範囲を選択して、Enterキーを押す。
図16

ワークシート上に完成したグラフが表示される。




 2)横軸、縦軸ともに数値のグラフ(散布図グラフ)

図1

図の要領でデータを入力する。このとき、A列、B列ともに数値のみを入力すること。
図2

メニューバーの「挿入」をクリックし、「グラフ」を選んでクリックする
図3

ダイアログボックスの「散布図」をえらび、図の矢印の部位のグラフを選んでクリック
図4

同ダイアログボックス内の「系列」タブをクリック
図5

同ダイアログボックス内の「追加」ボタンをクリック
図6

図の矢印の部位をクリックするとワークシートから範囲を選択する表示になる
図7

左クリックを押したまま動かし、グラフのX軸にプロットしたい数値の入ったセルを選択してEnterキーを押す
図8

またダイアログボックスが表示されるので、図の矢印の部位をクリック
図9

図7と同様に、今度はY軸にプロットしたい数値の入ったセルの範囲を選択し、Enterキーを押す。
図10

ダイアログボックスの「次へ」をクリック
図11

縦軸と横軸に表記したい適切な文字を入力して、「次へ」をクリック
図12

そのまま「完了」をクリック
図13

すると、ワークシート上に出来上がったグラフが表示される。



3)その他:

 グラフの修正

図1

上記の方法で作成されたグラフは、そのままの状態では、見やすいグラフであるとは 必ずしも言いがたい(グラフの背景が灰色で見難かったり、目盛りが細かすぎたり、プロットされた点が小さ すぎたり、などなど)。エクセルでは、これらを適切なパターンに簡単に修正することができる。原則的には、 修正したいところをダブルクリックして、表示されるダイアログボックスに従って調節すればよい。 その一例を紹介する(グラフの背景の色を白に変える)。

まずグラフの背景にカーソルを合わせダブルクリックする。
図2

表示されたダイアログボックス内から白を選びOKを押す。
図3

できあがり。
図4

同様に様々なところを修正した2−2)のグラフ。
いろいろな場所をダブルクリックして、試行錯誤してみてください。
図5

同じく2−1)のグラフ。